この記事では旅育の効果、年齢ごとのプランの立て方とおすすめの場所を紹介します。
- 旅育の効果って?
- 年齢によって連れて行ける場所が変わるしどこがいいの?
- 旅育におすすめの場所があるなら知りたい!
旅育とは、旅行先で知識を学んで経験を積み、子どもの心身の成長を促す目的でいく旅行のことです。
海外旅行や遠出をすることだけが旅育ではなく、少しの非日常を味わうだけで、子どもの脳への刺激をたくさん受ける効果が!
どこへ行くかよりも、何をするかが大事◎
意外と近場でできることも多く、あまりお金をかけなくてもできることもたくさんあります。
また、子どもの成長に合わせてプランを考えるとより効果的なので、詳しく紹介しますね。
旅育で子どもの成長につながる3つの効果
旅育をすると、次の3つの効果が子どもに現れます。
子どもの将来に必要な効果を、順番に紹介しますね。
①世界観が広がる
旅に出るのはいつもと違う世界に行くこと、新しい発見を自分で体感するから、子どもの世界観が広がるきっかけになります。
子どもにとっては自分が知っている世界が全て。
日常の世界では出会わない人や見たりする機会がないことに挑戦することで、子どもの世界や視野が広がります。
今よく聞く「推し活」、子どもにも推しはありますよね。
- 電車が好き→鉄道博物館
- 動物が好き→動物園
「推し活」も日常と違う世界に行く、立派な旅育になりますよ!
違う世界を体感するのは多様性や世界の広さを知るチャンス、旅で出会ったり知ったことは強烈なインパクトがあってずっと記憶に残ることも。
家族で旅したりお出かけに行って楽しかった思い出を、子どもは何十年後も覚えているよ◎
将来子どもが自分の家族を持った時に、またそこへ行きたいと思ってくれるかもしれませんね。
②自己肯定感が上がる
家族と一緒に旅に出ると、子どもの自己肯定感が上がります。
旅は親子で向き合う時間にもなり、帰ってから思い出の家族写真を飾ると、「あなたは家族にとって大切な存在だよ」と伝えることができます。
写真で思い出が目に見えるから、子どもの自己肯定感アップに◎
「楽しかったこと」を思い出すと、辛い出来事から立ち直るレジリエンス(回復力)が鍛えられます。
レジリエンスが鍛えられると、将来的に「うつ」の予防効果があるのが、ケンブリッジ大学の研究者たちによって明らかに!
旅育で楽しい思い出を残すと、子どもの将来のレジリエンスにいい影響を与えられますよ。
③知的好奇心が上がる
好奇心が特に強い時期に旅育をすることで、子どもの知的好奇心が上がります。
旅をしているときは、子どもの「なぜ?」に付き合ってあげてください。
一緒に学ぶ姿勢が親子のコミュニケーションにもなるので、知的好奇心がぐんぐん上がります♪
親も一緒に楽しんで学ぶと、子どものやる気もアップするよ!
旅は「なぜ?」がたくさん出てくるから、知的好奇心を上げるチャンスもたくさんありますね。
年齢ごとによる旅育プランの立て方
旅育をするなら、年齢ごとの特徴に合わせた旅の計画を立てることをおすすめします。
言葉を理解して会話ができるようになる3歳から、脳が成長する9歳までに旅育をするのが特にいいといわれています。
この記事では、年齢を次の3つに分けて、旅育プランの立て方を紹介しますね。
- 0〜2歳
- 3〜5歳
- 6〜9歳
①旅育プランの立て方:0〜2歳
まだ自分でできることが少ない年齢なので、ゆとりを持った計画を立てましょう。
0〜2歳のうちに旅に出ても、覚えていない可能性が高いのに連れて行って効果はあるのか、疑問を持ったママもいると思います。
実は脳科学研究では、大きくなって思い出せなくても、物事の捉え方や考え方には十分影響があるという結果が出ています。
脳には生まれたときからたくさんの神経細胞があるので、刺激を与えると成長にいい影響が◎
ただ、先に書いた通り、まだ自分でできることが少ない年齢だからこそ、事前に調べておくことがたくさん!
行き先ですが、自分で体験するのはもう少し大きくなってからでないと難しいですよね。
例えば自然の多いところだと、開放的ですし日常と違う世界を見せられますよ。
②旅育プランの立て方:3〜5歳
旅の計画を立てるとき、子どもにも参加してもらいましょう。
3〜5歳になると、興味関心のあることがわかりやすくなるころだと思います。
そこで興味を持ちそうな場所を子どもにいくつか伝えて、行きたいところを一緒に考えてあげてください。
自分で決める決断力やコミュニケーション能力、好奇心アップに効果が!
旅の計画を立てるのも旅育のうち、しかしすべてを決めてもらうのは難しいので、選択肢を出してあげると子どもが考えやすいです。
また、行き先は見て触れる体験ができる場所がおすすめ。
感受性も高まっている時期だから、五感を刺激する場所が子どもにとっていい影響を与えますよ。
我が家では最近キャンプを始めました。
娘は虫や草花、自然が大好きなので毎回自然散策をするのがとても楽しそうです。
普段目にしない生物や草花を見れてすごく好奇心が育っているのを感じるし、気になったことを図鑑で一緒に調べたりして、いろいろな知識もついてきているのを感じています。
キャンプの育脳効果はまた今度解説しますね。
③旅育プランの立て方:6〜9歳
自分で考える力が鍛えられている年齢なので、子どもを中心に旅の計画を立ててもらいましょう。
6〜9歳といえば、もう小学生になっている年齢ですよね。
自分で考えてもらうことによって、責任感や主体性を養う効果が期待できます。
自分で家族の旅を計画することで、役割や目標を意識できるように◎
そして達成できたら、子どもをしっかりと褒めてあげてください。
成功体験が自己肯定感アップにつながり、旅の計画から実行まで楽しい思い出になれば、レジリエンス強化にもつながります。
行き先は身体能力も上がっているので、アウトドアも視野に入れられる分、旅の選択肢が広がります。
心も体も成長したからこそ、旅の行き先を選べる範囲が増えたから子どもに決めてもらえますね。
旅育に効果のあるおすすめの場所
旅育に効果のある場所は、本当にたくさんあります!
自然と触れ合える場所や収穫体験、工場体験に、科学館や博物館など、大人も楽しめるところが多いです。
いい場所がたくさんあっても、子どもにとってはどこがいいのか、決めるのが大変ですよね。
そこで旅育のヒントになる書籍を3冊紹介します!
旅育におすすめの場所:基本を知る
旅育をはじめる前に、まず読んでほしいのが『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』です。
著者の村田和子さんは旅行ジャーナリストであり、宿や地域のコンサルティングを行っています。
特に旅育に関しては『村田式旅育メソッド』を発表しているので、この本は旅のプロが書いた旅育の教科書!
実際にお子さんと47都道府県すべて行っているから説得力がすごい!
旅育におすすめの場所やモデルルートなど紹介されているので、どんな風に楽しむか具体的にイメージしやすいです。
どこに行くか迷ったら、まずはこの本を読んでおすすめの場所を参考に計画しましょう♪
\旅の前に読んでほしい!/
旅育におすすめの場所:知的好奇心を刺激するところ
旅を通じて学びを得るなら、大人も子どもも知的好奇心が刺激されるところがおすすめです。
親子で楽しめるのがいいよね◎
ここまで読んで、知的好奇心を刺激する場所といえば?と考えたでしょう。
『るるぶKids こどもの知的好奇心がすくすく育つ学びスポット 東京周辺 (諸ガイド)』で、育つ力と一緒に紹介されています!
しかも知的好奇心が刺激されることで育つの7つの力を施設ごとに表示しているから、どんな力を伸ばしたいかで探せます。
- 思考力
- 洞察力
- 想像力
- 発想力
- 計画力
- コミュニケーション力
- 語彙力
主に紹介されているのが博物館、動物園、水族館など、東京周辺の人気スポット。
施設ごとにおむつ替えトイレやコインロッカーなど、子どもと一緒に行くなら押さえておきたい情報も詰まっています。
脳科学者の瀧 靖之先生による、知的好奇心を育てる「問いかけ力」のレクチャーもあり、おすすめの場所から育て方までチェックできますよ。
\知的好奇心を伸ばすスポットがたくさん!/
旅育におすすめの場所:科学館
子どもの「なぜ?」を刺激する場所として、おすすめしたいのが科学館です。
『なぜ?を考える力がつく 東京科学館めぐり』では、物理、生物、食品など身近なジャンルの科学に触れられる施設が紹介されています。
この本の面白いところは、「科学館からの挑戦状」という各館から出題されているクイズが掲載されており、答えは本には載っていないこと。
正解は直接行かないとわからない仕組みが楽しい♪
クイズを通して「わかった!」が増えると、子どもの好奇心がどんどん刺激されるので、旅育プランに組み込むのにおすすめです。
\科学館で不思議を解明/
旅育の効果|まとめ
旅育には楽しい思い出をつくりながら、子どもの将来にとって大切な力を育てる効果があります。
年齢ごとに旅育プランを考えることで、段階的に子どもに旅育の効果を出せるようにもなるよね◎
旅育に効果のある場所は、ワクワク、ドキドキできるところだと思います。
家族みんなが楽しいと、子どもの成長にいい影響がたくさん♪
ぜひ子どもや家族にとっていい場所に行って、素敵な思い出を作ってくださいね。